TOPWORK × LIFE ストーリートラックドライバー転職 STORY 30

WORK × LIFE STORY

トラックドライバー転職 STORY 30
STORY 30
ドライバーになった年齢
23
SBSロジコムでの走行距離
400,000km
仕事の好きなところ
運転席の景色
STORY 30
大型トラック
SBSロジコムにいたから、子供たちを大学に進学させることができました。

運転席から見た景色が気に入って、事務職から転職しました

ドライバーになる前は、OLだったんです。専門学校で簿記の資格を取って、ベアリング業界(自動車部品関連)の会社で事務をやっていました。ただ、いつからか「自分にはこの職場の雰囲気は合わないな」と感じていました。

そんな時に、当時お付き合いしていた人が4tトラックに乗せてくれる機会があって、助手席から見える風景に感動しちゃったんですよね。眺めは広いし景色は変わるし「同じように座って仕事をするなら、ドライバーの方が向いているかも」という感じで、思い切って転職を決めました。親は「自分の人生の線路は自分で」と言うタイプだったので、ドライバーになると話をした時も反対はありませんでしたね。

最初は1年ほど、建設会社で4tのミキサー車を運転しました。転職するまではペーパードライバーだったので、初めは正直怖かったです。それでも、当時は若いから勢いがあったんですよ(笑)。悩むより先に動く性格だったことも後押しになり、次第に運転を楽しめるようになっていきました。見晴らしの良さや景色の変化に触れるうちに、運転そのものが好きになっていったんです。

結婚して子供が生まれて、一度は専業主婦をしていた時期もありました。子育ての合間にも縁があって10tのバラセメント車の仕事もしましたが、2人目の子供を授かったタイミングで再び家庭に戻りました。その後、子供が少し大きくなった頃に、10tダンプドライバーとして仕事に復帰しました。

運転席から見た景色が気に入って、事務職から転職しました

子供たちのために、40代で再び転職を決心

SBSロジコムに転職しようと考えたきっかけは、子供たちを育てていくために、収入を安定させたいと考えたからです。工事現場に携わるダンプのドライバーって、天候に応じて仕事が中止になる日があるんです。雨で現場が休みになると、その月の収入に大きく響いていました。

転職を考え始めたのは、離婚して生活費や子供たちの学費に悩んでいた頃です。携帯で求人を検索していると、SBSロジコムの求人に目が止まりました。福利厚生なども魅力的でしたが、「勤務時間が固定のルート配送なら、子育てしながらでも働けそう」だと感じました。正直、「40代だから受からないかも…」とダメ元で面接に行きましたが、ありがたいことに採用いただいて、新しい一歩を踏み出す覚悟ができたんです。

SBSロジコムに入社したばかりの頃は覚えることがたくさんあって大変でしたね。もともとのダンプの仕事では、自分で積み下ろしすることなんてほとんどなかったんです。でも、この支店のスーパーへのルート配送では、台車の積み込みから空の容器の回収などもドライバーが行います。どの作業も勝手が全く違い、覚えるのに苦労しましたね。1カ月間ほど付きっきりで教わって、独り立ちした後も他のドライバーさんから教わったり、やってるところを見て覚えたり、時間はかかりましたがゆっくり慣れていきました。

子供たちのために、40代で再び転職を決心

受け取る人のことも考えながら、積み方や量も工夫しています

入社したときからずっと10tトラックで食品や雑貨を運んでいます。早朝に出勤したら、センターと担当店舗を2往復するのが、大まかな流れです。

私のトラックは32台分のカートが載るんですけど、食品・雑貨類とはいっても、お米や飲料、ペット用品から衣料品まで、いろいろな形状の幅広い商品を運んでいます。気をつけないといけないのは、トラックが揺れるので、積み方が不安定だと荷崩れしちゃうんですよね。荷物を潰したことはないんですけど、日々の経験から「もっとこうしたら良くなるな」と気づいた点を少しずつ改良してきました。

たとえば、細かいですけど、「このカートは危ないな」と気づくことがあります。荷台は冷蔵もかけていますし、クレートっていうプラスチックのカゴで滑りやすいやつとかもあるんですよ。業務用のラップを巻いたりして、商品を傷つけないよう自分なりに工夫しています。

それと、配送先の店舗で荷受けしてくれるスタッフさんが女性の場合も多いので、一つひとつのカートが重くなり過ぎないように、気にしながら作業することも大事だと思います。野菜やビールなどの重たい物ばかりだと、慣れている私でも動かせないほど重くなります。そういうときは、1、2段分の荷物を他の台車の隙間に入れて、なるべく運びやすい量に調整するんです。

受け取る人のことも考えながら、積み方や量も工夫しています

仲間との繋がりも家族との絆も、大切にして過ごしたい

下の子も大学4年生になって、就職先も決まったので、これから第二の人生を楽しもうって考えてます(笑)。上の子は共働き夫婦なので予定を合わせないと会えないんですけど、最近は孫に会うのが楽しみですね。

シングルマザーでも2人の子供を大学を卒業させられたのは、SBSロジコムに入ったからだと思います。私も子供達には「自分の人生の線路は自分で切り拓いてほしい」と言ってきたので、「大学に行きたい」って言われたら、親としては行かせてあげたいじゃないですか。余裕はなかったですけど「お母さんがなんとかするから」と伝えて、なんとかここまでこれたって感じです。転職してから収入は安定していましたし、大丈夫だと信じていました。入学のときに会社からいただいた「お祝い金」もありがたかったですね。

そんな経験があるからこそ、子供を育てている後輩ドライバーには「お祝い金の申請をしたほうがいいよ」と声をかけています。特に、今いちばん若い2tトラックの女性ドライバーのことは、娘のように思えてつい世話を焼いてしまうんです。母ちゃんみたいに思ってくれていたら嬉しいですけどね(笑)。

仕事を覚えて職場に馴染むまでには少し時間がかかりましたが、今は「自分の居場所ができた」と感じています。和気あいあいとした雰囲気の中で、後輩から相談を受けることも増えましたし、自分の経験を伝えることで、仲間の力になれたらいいなと思っています。

今後の目標は、定年まで大型ドライバーとしてここで働くことですね。入社時に「大型に乗れないなら辞めます」と伝えたくらいですから、これからも可能な限り大型にこだわりたいんです。やっぱり、大型トラックはかっこいいし、運転席からの景色が好きなんですよね。

(インタビュー取材 2025年8月)

仲間との繋がりも家族との絆も、大切にして過ごしたい
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