TOPWORK × LIFE ストーリートラックドライバー転職 STORY 22

WORK × LIFE STORY

トラックドライバー転職 STORY 22
STORY 22
入社した年
2021
所属支店のトラック保有数
23
休日の過ごし方
サウナ、ネイル
STORY 22
配車担当
配車を組むために大切にしているのは、ドライバーさんやお客様との信頼関係です。

不動産営業から物流の世界へ、意外なきっかけと新しいスタート

以前は不動産の賃貸営業をしていました。昔から間取りを見るのが好きで、営業職もやってみたかったので選んだ仕事です。やりがいを感じてましたし、大きな不満はありませんでしたが、休みの日が不規則だったので、働き方を変えるために転職しようと考えました。

SBSロジコムへの入社するきっかけは親の紹介です。実は両親ともSBSロジコムの社員で、母が上司に私が転職活動中だという話をした際、「良かったらうちに来たら?」って声を掛けてくれたんです。もともと物流業界に興味があったわけじゃないんですが、営業職で培ったコミュニケーション能力を活かせるかなと思い、配車担当として入社しました。所属や仕事内容が全然違うので、両親と同じ会社にいるということはあまり気にならなかったですね。

最初の1年は「仕事をしている」というよりは、「教わってる」だけの毎日だったように思います。配車を組もうにも納品先や集荷先、協力会社さんのこと、物流業界では当たり前のことがわからなかったので、特に最初の1〜2ヶ月は周囲の業務を手伝ったり、現場の空気を覚えたりすることで精一杯でしたね…。

自信がついてきたのは2年目に入ってからでしょうか。初めて担当のお客様を任せてもらえて、そこから少しずつ意識が変わり始めました。業界のことも仕事のことも、まだまだ知らないことばかりでしたが、自分でも誰かの役に立てる瞬間がある。それが小さなやりがいとして感じられたのを覚えています。

不動産業界とは全く異なる現場のスピード感、人との距離感、チームで動く感覚、そのどれもが新鮮で、いつしか思っていたよりもこの仕事を楽しんでいる自分がいました。

不動産営業から物流の世界へ、意外なきっかけと新しいスタート

難しい配車が組めた瞬間、パズルが解けたような達成感があるんです

配車担当の仕事内容は、想像以上に頭も体力も使うポジションです。新規のお客様との打ち合わせや、協力会社への依頼書・伝票の作成、売り上げ入力などもありますが、私が担当しているのはJRコンテナを中心としている仕事なので、列車に遅延がないかを確認し、その日のスケジュールに影響がないかを判断するところから、1日が始まります。

列車の運行状況や、時期によって変わる荷物の内容やボリューム、納品先の対応状況など、あらゆる要素がリアルタイムで日々変動していきます。午前必着の荷物が重なっているのにドライバーが足りない、協力会社にも空きがない、なんてことも…。ただ、私はそんな「詰みだな」って状況こそ、配車担当の腕の見せどころだと思うんです。

まずは社内や他支店の状況を再度確認しつつ、応援を頼める体制を整えて行きます。出荷元のお客様や納品先の方と連絡を取り、1件ずつ丁寧に誠実に相談し、スケジュールの調整を重ねて行きます。最初はどうにもならないと思えた状況が、最終的にはなんとか収まったとき、言葉にならない達成感があるんですよね(笑)。

でも、急に「荷物の納品が遅れてもいいですか?」なんて相談されても、普通は困りますよね?だからこそ、丁寧に打ち合わせをしたり、日頃から密にお客様と連絡を取りながら、いろんな事情や特性をしっかり理解することが重要になってきます。そういう積み重ねの結果、だんだん信頼していただけるようになっていき、今ではフレンドリーに何気ない話ができたり、仕事で困った時に相談できる関係を築けています。

初めて行く場所でも、誰かが1から教えてくれるわけではないので、住所を調べてGoogleマップを見ながら「狭いから大型は入れないな」とか「後ろからしか下せなさそう」とか…自分から動いて確認することも大切です。戻ってきたドライバーさんにも積極的に話しかけて、「あの道の工事どうなってました?」「お客様はどんな方でした?」など、何気ない会話から仕事に活かせる情報が得られることも少なくありません。

配車担当は表に出ることの少ない仕事ではありますが、自分が組んだスケジュールで荷物がスムーズに届いていく時の、パズルがピタッと綺麗にはまった時のような感覚が、私にとっての原動力です。

難しい配車が組めた瞬間、パズルが解けたような達成感があるんです

配車の仕事で大切なのは、ドライバーさんとの信頼関係です

私の所属する支店には約20名のドライバーさんが在籍しています。年齢の幅も広く、細かい作業が得意な人、250ケースの玉ねぎを30分で降ろせる人など、1人ひとりの性格や仕事の進め方・考え方を理解していなければ、効率的な配車は組めません。

例えば初めて訪問する場所には、コミュニケーション能力が高いドライバーさんに行ってもらったり、重量物のバラ積みは体力のあるドライバーさんにお願いしたり。トラックの条件や作業環境、フォークリフトの有無なども事前に調査しますが、予想外の状況に対応できる人選も大切なんです。

ただ、あまり同じドライバーさんに頼りすぎてしまうと負担が偏ってしまうので、前日はハードだったから今日は体力的に大変ではない所に行ってもらおうとか、そういった配慮もしながら配車を組んでいます。

それでも時には、ドライバーさんとは意見の食い違いから衝突することも。お互いプロとして自分の仕事に誇りを持っていて、「より良い仕事がしたい」という想いがあるからこその衝突なんだと思います。だからこそ、私も現場のことを深く理解するために、相手の話に耳を傾けたりしながら、ドライバーさんとの信頼関係を築くことも大切にしています。

配車の仕事で大切なのは、ドライバーさんとの信頼関係です

仕事もプライベートも私らしく、忙しくも充実した毎日です

普段の生活で心がけているのは、「仕事だけで1日を終わらせない」こと。帰宅が遅くなった日でも、寝る前にお気に入りのドラマやアニメを1時間だけでも観たり、プライベート時間を作ることを心掛けています。週に1度はドライブがてらサウナに入ってリフレッシュするのも楽しみの1つです。

以前は平日休みでしたが、今は日曜日が固定で休みなので、友人と遊びたい時に予定が合わせやすいのも嬉しいです。両親とは仕事の話はあまりしませんね。母とは好きなアーティストが一緒なので、よくその話で盛り上がったりしています(笑)。どんなに忙しい日でも、ほんの少しでも「自分の時間」を確保することで、気持ちの切り替えができる。それが自然と仕事への向き合い方にも良い影響を与えている気がします。

今は目の前の仕事にしっかりと向き合いながら、一つひとつ経験を重ねていくことが大切だと感じています。「大変な状況だったけど、どうにか配車を回せた」そんな小さな成功体験の積み重ねが、自信につながっているのだと、改めて感じています。

正直女性ということでどうしても荷物の積み降ろしを手伝えない場面もあったりして、悔しいと感じることもあります。でも、負けず嫌いな性格なので、フォークリフトの免許を取ったりしながら、少しずつできることを増やしています。ゆくゆくは大型免許を取って、もっと頼られる存在になりたいですね。

(インタビュー取材 2025年4月)

仕事もプライベートも私らしく、忙しくも充実した毎日です
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