WORK × LIFE STORY
僕の担当する仕事は2つあって、子供服や赤ちゃん用品の専門店への商品配送と、近隣の小中学校への給食配送の仕事です。
朝8時半に出勤して点呼などを済ませたら、店舗へ配送する商品の積み込みから始めます。荷物は衣類や飲料、粉ミルクやおもちゃなどの雑貨が中心です。届ける店舗は決まっていて、支店から30分ほどの距離のお店に商品を届けます。
荷物を下ろし終えて10時半ごろに支店に戻ってきたら、今度はユニフォームから白衣に着替えて、学校給食の配達に向かいます。
他の学校の分まで給食を作っている小学校があるんですが、出来上がった給食を受け取りにいって、それを近くの中学校に配達するんです。配達に行った先の学校では、先生や生徒たちに受け取ってもらうんじゃなくて、僕が教室まで入っていって直接届けるんですよ。白衣姿なのでSBSロジコムのロゴマークとかも入ってないですし、子供たちは僕のことを給食室の人だって思ってるかもしれないですね(笑)。
それぞれの配送では違うトラックを使いますが、どちらのトラックも常に清潔に保つようにしています。荷室の中だけじゃなくて、運転席も外装もきれいにするようにしていますし、自分の身だしなみにも気を配っています。
もともと車が好きなのもありますが、ピカピカなトラックで仕事する方が気持ちがいいし、気を引き締めて取り組めると思っています。店舗配送でも給食の配送でも、子供たちの口に入るものを扱っているので、衛生的で安全第一の仕事を心がけていきたいですね。
荷物の積み下ろしでも普段からかなり気を遣っているんです。商品は段ボールに梱包されていないものが毎回結構な数で入っていて、それをぶつけたりすると簡単にパッケージをへこませてしまいます。積み込み作業を始める前に荷物の全体を眺めて、どうやって商品を傷付けないように積み込んでいくか、場所や順番を考えたりするようにしています。
給食を運ぶときは特に慎重になりますね。積み込みのときも容器から中身がこぼれないように運びますし、荷崩れ防止のラッシングベルトも丁寧に締めていきます。運転中も発進と減速をゆるやかにしたり、曲がるときや段差の揺れを最小限にするアクセルワークとか、普段の運転とは全然違います。
なのでやっぱり1日の運行を無事に終えたときにはホッとしますね。
学校給食の配送は、自分から「やりたいです」って相談したんです。
ドライバーの仕事に慣れてきて、運転にも自信が付いてきたので、もっと大きなトラックを運転したいと思うようになってきたところでした。もともと給食の配送業務があることは知っていたんですが、担当で乗っているトラックよりも少し大きいやつに乗れることもあって、やってみたいなと思うようになったんです。それに給食を配達するってちょっと面白そうだなとも思ったんです。それで配車担当の方に聞いてみました。
年齢的にはまだまだ若い方なので不安もあったんですが、希望した給食配送の担当を任せてもらえることになりました。会社の人たちが自分を信頼してくれているんだと感じてその時は本当に嬉しかったです。しっかり意思を示せば年齢に関係なく仕事を任せてくれる職場なんだって思ったし、だからこそ「しっかりやり遂げよう」という責任感や、やりがいを強く感じるようになりました。
給食を届けに行くと生徒たちから手を振られることがあって、やっぱりみんな楽しみにしてるんだなっていうのが伝わってきて、そんな時にも「この仕事をやりたいって言って良かったな」と思います。
トラックに興味を持ったのは、小学生の時に父がハマっていたデコトラのゲームをやったのがきっかけです。派手に装飾されたトラックが画面の中で走るのを見て、カッコいいと感じたんですよね(笑)。父がバスの運転手をやってることもあって、自然と「自分も将来ドライバーになって、大きい車に乗りたい」と思うようになりました。
就職活動をしていた時は、家から通いやすい職場を中心に探しました。その中でも、SBSロジコムは面接前に実際の職場を見学させてもらえたんです。オレンジのトラックがカッコいいと思ったのと、普段の作業風景や先輩たちの雰囲気が見れたことで、「ここなら安心して働けそうだな」と感じてSBSロジコムを選びました。
働いてみて職場の雰囲気や体制がしっかりしていることを改めて実感しました。やりたい仕事を任せてもらえたこともそうですが、周りの先輩に良くしてもらえたおかげで、人見知りや会話も少しずつ改善されていったんです。子供の頃によく通っていた道をトラックで走ったりする時なんかは、子供の頃の夢が叶っているんだなと実感しますし、モチベーションにも繋がってますね。
休みも取りやすいので、1人で音楽やアニメを楽しんだり、友達とゲームやキャンプをしたりしてます。他を知らないので比べたりはできないですが、自分の時間と仕事を両立できることってやっぱり大切だと思います。
実は最近、もっと大きなトラックを運転するために教習所に通い始めました。やりがいを感じられたり、自分の意思を尊重してくれる環境だからこそ、新しいことに前向きに挑戦できてるんだと思います。
(インタビュー取材 2024年12月)