WORK × LIFE STORY
20代前半はずっとバンド活動をしていて、仕事は深夜のコンビニでアルバイトをしていました。いつも決まった時間に商品を配送してくれるトラックの運転手さんが来るんですが、雨の日とか雪の日とか、そういう大変なときでも笑顔で挨拶してくれて、なんて言うか、ありがたいなって、頑張ってる姿が格好良く思えたんです。毎日顔を合わせてるとだんだんと仲良くなっていって、話を聞いたりしているうちにその仕事に憧れるようになったというのが、自分がドライバーになったきっかけですね。
バンドのメンバーが抜けることになったのをきっかけに、自分も24歳の頃に中型の運転免許を取って仕事を探し始め、最初に入ったのは大手コンビニチェーンのセンター便をする会社でした。トラックの運転手って四六時中走ってるイメージがあったので、入社する前は筋トレをしたりランニングをしたり、とにかく体を鍛えまくってました(笑)。ただ、問題はそこじゃなくて、実際にトラックの運転をするようになって、やっぱり乗用車との感覚の違いが大きくて怖かったですね。
4年ぐらい働いたころ、いつか大型の免許を取って大きなトラックの運転をしてみたいなとか思い始めていたんです。だけど、新型コロナの影響で体勢が変わり収入が減ってしまったことと、運転にも慣れてきていたのですが、トラックのことを知れば知るほど怖くなるというか、いろんなことを考えるようになってしまって、それで一回運転手を辞めてしまいました。
しばらく派遣の仕事で生活をつないでいましたけど、結局「大型トラックに乗りたい」っていうのが夢になってて、もう一回運転手に戻ろうと決めたんです。自分的に、また同じ仕事に戻るというのでは物足りないと思ったので、そこから大型の免許を取りにいきました。
もちろんすぐに大型のトラックに乗れるとは思ってなかったので、これまでと同じ中型の4トンにも乗れて、大型に乗れるチャンスもある会社を探したんです。そうするともう結構候補は絞られてきて、その中で1番条件が良かったのがSBSロジコムでした。前の会社にいる時から、SBSのオレンジ色のトラックって目立つので良く見かけていましたし、どんな会社なんだろうというのは興味がありました。
今いる支店では食品を中心にスーパーマーケットの店舗に商品を配送していますが、高さ制限のある店舗もあるので、小型から大型までいろんなトラックがあるんです。面接のときに徐々に大きなトラックに移っていけるという話を聞いて入社を決めました。
それと、すごく個人的な話なんですが、実は自分はコミュ障というか、もともと接客とかは苦手なタイプで、自分が憧れたドライバーさんみたいになれてないな…というのがあって、どうやったらなれるか考えていました。それで、せっかくなら入社するタイミングで、意識して自分を変えてみようと思って、常に笑顔でいるようにするって決めたんですね。そんなに簡単に性格が変えられるわけじゃないんですけど、笑顔を意識したことで周りの人とのコミュニケーションは今までとはがらっと変わりました。
もちろんこの支店にいる人たちが良い人たちだってこともあるとは思いますが、これまでになく周りの人といい関係が作れるようになったのは自分から笑顔でいることを心がけたからだと思います。配送先のお客さんとも気持ちよく挨拶ができるようになって、自分が憧れたドライバーの姿に近づけたように感じています。
自分はすごくこだわりが強いタイプというか、心配性というか、たぶん他のドライバーさんよりも気にかけてることが多いんじゃないかと思います。コンビニ店員だったときに商品を受け取る側だったので、商品破損で食べ物が廃棄になるのとかを目にしてきてるんですよ。だから自分はそういうロスにつながることや、それでお客さんが離れてしまうようなことに対して、ノーミスでやりたいって思ってるんです。
例えば荷台の乗り降りとかでも、どこに掴まるかとかしっかり着地できる場所かとか、まず自分が怪我をしないためにできることをちゃんとやりたいと思ったり。片手で押せるくらいの台車があったとしても、両手で押した方が絶対倒しにくいよなとか…、そういうことばっかり考えてるので、やっぱり大変なんです(笑)。でも1日の仕事をノーミスでできたときの安心感とか充実感は自分にとって大きなやりがいのひとつですね。
そういう性格だからか、十数人のドライバーグループで班長を任せてもらっています。月に1回班員で集まってミーティングを開くんですが、決まりごととか、新しい情報とかを班員さんに漏れなく伝える役割を担っています。あとは班員さんの車両の点検ですね、備品がちゃんと揃っているか、ゲートのリモコンがちゃんと使えるかとかを月に1度確認しています。ここは全部で80人くらいのドライバーがいるので、緊急で連絡を回したいときなんかにも、各班の班長から班員さんに連絡を回すように連携を取ったりもします。
認めてもらえることはモチベーションにつながりますし、自分の個性をちゃんと見てもらえてるというのも嬉しいですよね。まだまだ社歴は短いんですが本当にSBSロジコムに入って良かったと思っています。
私生活でもこだわりが強いみたいで、休みの日には愛車を6時間かけて洗車したりしています(笑)。もちろん乗って出かけるのが好きで旅行にもよく行きますが、運転中も音楽やラジオはかけないでエンジン音を聞いてるのが好きだったり、没頭できる時間が好きなんです。
洗車中は心が無になるというか、余計なことを考えなくて良いのが良いんです。今日は効率よく1時間くらいで終わらせようって思ってても、いつの間にか時間を忘れて小さな汚れとか隙間の埃を取ることに集中してしまいます(笑)。Youtubeとかでも人が車を洗ってる動画見るのが好きなんです。自分で洗車してても気持ちいいんですけど、人が洗ってるの見てても気持ちいいんですよ。洗車道具の使い方を見て参考にしたりするのも結構楽しいですよね。
そうやって私生活の時間を充実できるのもSBSロジコムに入社して良かった点だと思います。それに、そういう性格があって仕事で認めてもらえてるところもあるのかと思うので、自分にとってはぴったりの職場だったように感じています。
丁寧な仕事をしてお客さんから感謝してもらえて、この人に運んでほしいって思ってもらえるドライバーになれれば、それが一番嬉しいですね。
(インタビュー取材 2025年2月)