TOPWORK × LIFE ストーリートラックドライバー転職 STORY 05

WORK × LIFE STORY

トラックドライバー転職 STORY 05
STORY 05
ドライバーになった年齢
27
SBSロジコムでの走行距離
250,000km
帰りを待つ家族
妻と2人の子供
STORY 05
2tトラック
プライベートを楽しんだ分、仕事に集中できる。
メリハリのある生活を心がけています。

ドライバーになりたかったわけではないんです

26歳までいろいろな仕事を転々としていて、あまり長続きする方ではなかったんです。

たまたま求人サイトで大型家具や家電の配送設置の求人を見つけて、ものを組み立てたり、体を動かせる仕事というところに興味を持ちました。それでSBSロジコム(当時ティーエルロジコム)に入社しました。

最初は配送の助手をしていたので運転することはありませんでした。ドライバーになりたいということも考えてはなかったですね。助手の仕事を1年ぐらいした頃、支店長に声をかけられたのが、ドライバーになったきっかけでした。そこから14年、ドライバーを続けてることになります。

でもドライバーになってからもいろいろなことをやってまして(笑)、テスト走行の仕事で夜の高速道路を福島まで走ったり、一時期は他の支店の応援でスーパーマーケットの商品の配送を手伝ったり、お菓子メーカーさんの商品を運んだりもしました。

そうやっていろいろ経験している間に、やってみたいと思うようになった仕事があって、それがいま担当しているJA(農業協同組合)さんのお仕事です。

ドライバーになりたかったわけではないんです

即答で「はい、やります」と言いました

実は運転することってあんまり好きじゃないんですよ。だから長い時間運転しているよりも、体を動かす仕事だったり、お客様の顔が見える仕事がしたいという気持ちがありました。

JAさんの仕事は農家さんや学校などへの配達が主で、地域の中をまわるような仕事ですから、1時間とか2時間ずっとハンドルを握ってることがなくて、車から降りている時間が長いんです。季節ごとに何回も同じ配達先に伺うことになるので、お客様と直接顔を合わせてコミュニケーションを取ることが多い仕事です。

そういう仕事があると知ってから、ずっとやってみたいという思いがあったのですが、長く担当されている先輩がいたので、なかなか機会がありませんでした。何年か経って担当の方が定年になるタイミングでお話をいただいて、即答で「はい、やります」と言いました。

扱うのは肥料や薬剤、食品、資材などで、JAさんの倉庫でピックアップして、届ける順番になるようにパレットの上に積み上げていきます。肥料だけでも何十種類もありますし、一袋20kgあるのでやっぱり体力は必要な仕事です。

その肥料を届けるのも、玄関や入口にただドカっと置いておしまいじゃないですよね。農家さんは年配の方も多いので、納屋とか倉庫まで持っていって、古いものから使えるように積み替えるところまでやったりもします。

そうやって一軒一軒お届けしていくと、皆さん顔も覚えてくれますし、「いつもありがとう」ってすごくお礼を言ってくださるんです。中にはお茶を出していただいたり、自分の畑で採れた野菜をくださる方がいて、なんというか、今どきにしてはすごく温かい中で仕事をさせてもらっていると思います。

実際に担当するようになって、自分が求めていたやりがいのある仕事に巡り会えたことを実感しました。

即答で「はい、やります」と言いました

5日間で7,000袋の肥料を配達する繁忙期

農業に関わる繁忙期は年に2回あって、夏野菜と冬野菜の切り替えの時期があるんですが、農家さんはその期間に土作りをするんです。ちょうど真夏と真冬の1ヶ月とか1ヶ月半ぐらいは、まとまった量の肥料を延々と配達し続けます。

もう一人の担当と2台のトラックで、多いときは5日間で7,000袋の肥料を配達することもあります。2トン車なので1回に大体100袋積んで、1台1日に7便出る計算です。

でもこういう時期は、荷主のJAさんの職員の方にもご協力いただいて一緒に配達に出るんです。1ヶ月ぐらいの間、朝から夕方までずっと一緒に仕事をするので、立場上はお客様でも、同じ目標と同じ達成感を分かち合うことができる仲間のような関係になってきます。

そういったところでも、人と人の繋がりの中で仕事できるところに、やりがいを感じられているんじゃないかと思います。

5日間で7,000袋の肥料を配達する繁忙期

仕事に集中できるのは、プライベートを楽しんでいるから

体を動かすことが好きなのは、中学生ではじめたバレーボールを続けているからだと思います。今でも仕事終わりに週2回地域のクラブチームの練習に出ているんです。実は小学生の長女もバレーボールをしていて、週末は娘のチームでコーチも務めています。

プライベートを楽しむことで仕事に集中できるのだと考えています。まだ娘たちが小さいので、生活の中心はやっぱり子供のことになりますが、休みの日にダラダラすることはせずに、家族と過ごしたり、趣味に使う時間を作って、充実できるように心がけています。

そうやって家族の時間も自分の時間も大切にできるのは、残業が少なく休みも取りやすくて、予定のメリハリが付けやすい職場環境で仕事ができているからだと思います。

あと10年くらい、娘たちが中学生になるまでは、現役でバレーボールができるお父さんでいたいというのが今の目標です。

(インタビュー取材 2024年10月)

仕事に集中できるのは、プライベートを楽しんでいるから

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